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Lark 非公式マニュアル(2) メール

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Larkでは独自ドメインのメールをホスティングすることができます。
しかも無料プランでも利用可能※です。なかなか太っ腹なサービスではないでしょうか。
※ただし、一日あたり送信できる数には上限があり、1ユーザーあたり200の宛先または450通となっています。
Lark メールの送信制限の紹介

メールのホスティング方法はヘルプにも詳しく書かれていますが、ここではドメイン側の画面も含めて改めて解説をしたいと思います。

メールの利用を始める

メールの設定には管理者権限で管理コンソールに入る必要があります。
管理コンソールで「製品の設定」から「メール」を開きます。

左側のナビゲーションで「ドメイン設定」に行くと、ドメインの設定画面が表示されますので、画面のヒントに従って入力していきましょう。


まずは自分の所有しているドメインを入力します。詳しくは後述しますが、サブドメインを使うこともできます。
まだドメインを持っていない人は、まずドメインを購入しましょう。
ドメインは「お名前ドットコム」や「ムームードメイン」などが有名ですが、私が使っているのは「シンドメイン」です。

設定が反映されるのも早く、同じ会社の「シンクラウド For Free」と併用すれば、ドメインの維持費だけでWordPressサイトを持つことができます。「シンクラウド For Free」はメール機能がついていないので、そこをLarkとすみわけることができますね。
購入したドメインをテキストボックスに入力してから右側「送信」を押すと、下側に次のステップが表示されます。このガイドに従って、レコードを設定していきましょう。

シンドメインの場合、xxxにあるDNSレコードの設定から進みます。

DNSレコードの追加をクリックして、設定画面を開けばどんどん設定できます。ちなみにドメインの前は「@」などを入力することなく空欄のままでOKです。
5つともレコードの入力が終わったら、Larkの管理コンソールに戻って今すぐ認証をクリックします。過去にそのドメインでメールを利用していなかった場合、1分もかからずに認証されることが多いです。この認証が完了すれば、メールの利用を始められます。

メールアドレスの設定をする

メールが使えるようになったら、次はメールアドレスの設定をしていきます。Larkのメールには通常の個別のメールアドレスのほか、送受信をメンバーで共有できる共有メールアドレスと、複数のメールアドレスに一気に送信できるメーリングリストがあります。さらに各ユーザーもエイリアスという形で複数のメールアドレスを所持できます。もちろんすべて無料で利用できます。

共有メールアドレス/メーリングリストを設定する

共有メールアドレスとメーリングリストは、メールの画面でそのまま設定できます。先にこちらを設定しておくとスムーズに進めます。

共有メールアドレスは「送受信できるメンバー」を選択できます。infoやno-replayといった、共通アドレスをサポートスタッフ専用につくることもできます。

個別のメールアドレスを設定する

各メンバーにメールアドレスを設定するには、いったんメールの設定から抜けて管理コンソールのトップ画面に戻ります。その後、組織構造を選択してメールアドレスを設定したいメンバーを選び、右側のペインで基本情報を編集をクリックします。

あとはこの繰り返しで、それぞれにメールアドレスを設定できます。

メールアイコンを表示させる

Lark は初期状態では「メール」のアイコンがナビゲーションにありません。メールを使うには機能を表示させる必要があります。

それでは、ナビゲーションの設定に移動しましょう。ナビゲーションは管理コンソールトップ画面の左側にある「カスタマイズ」から「機能設定」>「ナビゲーションバーの設定」と進むことで設定できます。

ここでデスクトップ版・モバイル版ともに「メール」が表示されるようにしましょう。

内部設定を反映する

ここまで進んでもすでにアプリを使用している場合はメールが表示されないケースがあります。

その場合は、アプリ左上のアイコンから設定を開き、最下部に近いところにある「内部設定を取得」をクリックします。

これでメールが使えるようになります。

サブドメインでメールを使用する

最後に、サブドメインでメールを使用する方法について説明します。Lark メールはサブドメインでも問題なく設定できるため、ウェブサイトと違うドメインやキャンペーンメールなどの運用もスムーズに行えます。

やり方は基本的に上記と同じです。

まずはシンドメイン側でサブドメインを設定します。次に Lark にドメインを入力する画面でサブドメイン全体を入力します。

その後、設定すべきレコードが表示されますので、ドメイン側に設定します。このとき、ホスト名としてドメイン本体の前にサブドメインを入力することを忘れないようにしましょう。

終わりに

Lark のメール設定は、始めてしまえばほとんどガイドが表示されるので、あまり悩むことなく進められると思います。

また、個別送信や送信予約、署名や仕分け・転送など、便利な機能が揃っていますし、Thunderbirdなどで送受信することもできます。

便利な Lark メール、ぜひ使ってみてください。

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